ハンダゴテの規格について、JIS規格においてはJIS-C-9211※でAA級:1000MΩ以上、A級:10MΩ以上、B級:1MΩ以上のように定められておりました。
米国のMIL規格においては「MIL-STD 2000A」※の中で、コテ先-アース間抵抗、およびリーク電圧の定めがあります。JIS規格の試験方法はコテ先を熱した後、通電を止めて絶縁抵抗計で絶縁抵抗を測るものに対し、MIL規格の試験方法は通電状態での測定であり、MIL規格が実作業に近いより現実的な測定方法と言えます。また、精密ハンダ付け作業に使用される多くのハンダゴテは、ステーションタイプでアース付き仕様であることから、MIL規格の測定方法で管理されることをお勧めいたします。

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JIS-C-9211およびMIL-STD-2000Aはすでに廃止されています。
JIS規格の測定は2線式ハンダゴテ(アースなし)に限ります。 |
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| ◆アース抵抗 |
| ハンダゴテのリーク電流はコテ先からアース線を通って、コンセントのアースラインへと流れることで電子部品へのダメージを最小限にします。よって、コテ先とアース間に介在する接続部、ネジ部などの劣化やコテ先の酸化物、フラックスによりアース間抵抗が増すことで、コテ先からの電子部品への影響が増大することになります。日常からコテ先-アース間の抵抗を管理することが重要なのです。アース抵抗値については、MIL規格で2Ω以下にするよう規定されていました。もし、規定値より高い場合は、ヒーターおよびビットの交換、接続部のメンテナンスを行う必要があります。 |
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| ◆リーク電圧 |
| ハンダゴテの劣化にともないコテ先アース間のリーク電圧も増加します。アース抵抗の時と同じようにリーク電圧が高いと部品へのダメージが大きくなります。リーク電圧を日常測定し、メンテナンスすることで部品へのダメージを未然に防ぐことができます。リーク電圧値はMIL規格で2mV以下にするよう規定されていました。 |
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