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工事の施工方法③

工事の施工方法③-1

D種接地工事を省略できないものは。
ただし、電路には定格感度電流15[mA]、動作時間が0.1秒以下の電流動作型の漏電遮断器が取り付けられているものとする。

  • イ 乾燥した場所に施設する三相200[V](対地電圧200[V])動力配線の電線を収めた長さ3[m]の金属管。
  • ロ 水気のある場所のコンクリートの床に施設する三相200[V](対地電圧200[V])誘導電動機の鉄台。
  • ハ 乾燥した木製の床の上で取り扱うように施設する三相200[V](対地電圧200[V])空気圧縮機の金属製外箱部分。
  • ニ 乾燥した場所に施設する単相3線式100/200V(対地電圧100[V])配線の電線を収めた長さ7[m]の金属管。

解答・解説

 水気のある場所のコンクリートの床に施設する三相200[V](対地電圧200[V])誘導電動機の鉄台。

以下の場合、接地工事を省略することができます。

  • ①直流の使用電圧が300V以下または、交流対地電圧が150V以下の機械器具を乾燥した場所に施設。
  • ②低圧用の機械器具を乾燥した木製の床、これに該当する絶縁性のものの上で取り扱うように施設。(コンクリートの床は該当しない)
  • ③電気用品安全法の適用を受ける二重絶縁構造の機械器具を施設。
  • ④水気のある場所以外の場所に施設する機械器具に電気を供給する電路に、電気用品安全法の適用を受ける漏電遮断器(定格感度電流15mA以下、動作時間が0.1秒以下の電流動作型のものに限る)を施設

金属管工事の接地工事省略条件

  • ①乾燥した場所で管の長さが4m以下。
  • ②対地電圧が150V以下で長さが8m以下の管を乾燥した場所に施設もしくは簡易接触防護措置を施す。
  • イ … 金属管の接地工事省略条件の①にあてはまるため、省略できます。
  • ロ … 接地工事省略条件の①、②にあてはまりません。水気のある場所のため、漏電遮断器(定格感度電流15mA以下、動作時間が0.1秒以下の電流動作型のものに限る)を取り付けても、省略できません。
  • ハ … 接地工事省略条件の③にあてはまるため、省略できます。
  • ニ … 金属管工事の接地工事省略条件の②にあてはまるため、省略できます。

工事の施工方法③-2

D種接地工事を省略できないものは。
ただし、電路には定格感度電流30[mA]、動作時間が0.1秒の漏電遮断器が取り付けられているものとする。

  • イ 乾燥した場所に施設する三相200[V]動力配線を収めた長さ4[m]の金属管。
  • ロ 乾燥したコンクリートの床に施設する三相200[V]ルームエアコンの金属製外箱部分。
  • ハ 乾燥した木製の床の上で取り扱うように施設する三相200[V]誘導電動機の鉄台。
  • ニ 乾燥した場所に施設する単相3線式100/200V配線を収めた長さ8[m]の金属管。

解答・解説

 乾燥したコンクリートの床に施設する三相200[V]ルームエアコンの金属製外箱部分。

木の床と異なり、乾燥したコンクリートの床は絶縁性ではないため接地工事を省略できません。

  • イ … 乾燥した場所で管の長さが4m以下の金属管工事は接地工事を省略できます。
  • ハ … 乾燥した木製の床の上で取り扱うため接地工事を省略できます。
  • ニ … 対地電圧が150V以下で乾燥した場所に管の長さが8m以下のため接地工事を省略できます。

工事の施工方法③-3

機械器具の金属製外箱に施すD種接地工事に関する記述で不適切なものは。

  • イ 三相200[V]電動機外箱の接地線に直径1.6[㎜]のIV電線を使用した。
  • ロ 単相100[V]移動式の電気ドリル(一重絶縁)の接地線として多心コードの断面積0.75[㎜²]の1心を使用した。
  • ハ 一次側200[V]、二次側100[V]、3[kV.A]の絶縁変圧器(二次側非接地)の二次側電路に電動丸のこぎりを接続し、接地を施さないで使用した。
  • ニ 単相100[V]の電動機を水気のある場所に設置し、定格感度電流15[mA]、動作時間0.1秒の電流動作型漏電遮断器を取り付けたので、接地工事を省略した。

解答・解説

 単相100[V]の電動機を水気のある場所に設置し、定格感度電流15[mA]、動作時間0.1秒の電流動作型漏電遮断器を取り付けたので、接地工事を省略した。

水気のある場所では定格感度電流15[mA]以下、動作時間が0.1秒以下の電流動作型の漏電遮断器が取り付けられていてもD種接地工事は省略できません。

工事の施工方法③-4

D種接地工事の接地抵抗の最大値[Ω]は。
なお、地絡遮断装置は設置されていない。

  • イ 10
  • ロ 100
  • ハ 300
  • ニ 500

解答・解説

 100

地絡遮断装置が設置されていないD種接地工事の接地抵抗の最大値は100Ωです。
D種接地工事は300V以下の低圧機器に行い、C種接地工事は300Vを超える低圧機器に行います。
地絡遮断装置が設置されていないC種接地工事の接地抵抗最大値は10Ωです。
また、動作時間が0.5秒以内の漏電遮断器施設時には、C種接地工事・D種接地工事ともに接地抵抗値を500Ω以下にすることができます。

工事の施工方法③-5

計器の目盛板に次の図のような表示記号があった。この計器の動作原理を示す種類と測定できる回路で正しいものは。

  • イ 誘導形で交流回路に用いる。
  • ロ 電流力計形で交流回路に用いる。
  • ハ 整流形で直流回路に用いる。
  • ニ 熱電形で直流回路に用いる。

解答・解説

 誘導形で交流回路に用いる。

誘導型で交流回路に使用します。
測定用計器は、動作原理と使用時の置き方によって記号が定められています。

その他 頻出の表示記号
可動鉄片形 
整流形 

工事の施工方法③-6

電気計器の目盛板に次の図のような記号があった。記号の意味として正しいものは。

  • イ 誘導形で目盛板を水平に置いて使用する。
  • ロ 整流形で目盛板を鉛直に立てて使用する。
  • ハ 可動鉄片形で目盛板を鉛直に立てて使用する。
  • ニ 可動鉄片形で目盛板を水平に置いて使用する。

解答・解説

 可動鉄片形で目盛板を鉛直に立てて使用する。

左の記号は可動鉄片形、右の記号は鉛直を表します。
可動鉄片形で目盛版を鉛直に立てて使用します。

工事の施工方法③-7

次表は電気使用場所の開閉器又は過電流遮断器で区切られる低圧電路の使用電圧と電線相互間及び電路と大地との間の絶縁抵抗の最小値についての表である。
A・B・Cの空欄に当てはまる数値の組合せとして正しいものは。

電路の使用電圧の区分 絶縁抵抗値
300[V]以下 対地電圧150[V]以下の場合 A [MΩ]
その他の場合 B [MΩ]
300[V]を超えるもの C [MΩ]
  • イ A 0.1  B 0.2  C 0.4
  • ロ A 0.1  B 0.3  C 0.5
  • ハ A 0.2  B 0.3  C 0.4
  • ニ A 0.2  B 0.4  C 0.6

解答・解説

 A 0.1 B 0.2 C 0.4

低圧電路の使用電圧が300V以下・対地電圧が150V以下の場合、電路と大地間・電線相互間の絶縁抵抗値はそれぞれ0.1[MΩ]以上になります。
その他の場合(対地電圧が150Vを超え、300V以下)は0.2[MΩ]以上、使用電圧が300Vを超える場合0.4[MΩ]以上になります。

工事の施工方法③-8

単相3線式100/200Vの屋内配線において、開閉器又は過電流遮断器で区切ることができる電路ごとの絶縁抵抗の最小値として「電気設備に関する技術基準を定める省令」に規定されている値[MΩ]の組合せで正しいものは。

  • イ 電路と大地間 0.1  電線相互間 0.1
  • ロ 電路と大地間 0.1  電線相互間 0.2
  • ハ 電路と大地間 0.2  電線相互間 0.2
  • ニ 電路と大地間 0.2  電線相互間 0.4

解答・解説

 電路と大地間 0.1 電線相互間 0.1

低圧電路の使用電圧が300V以下・対地電圧が150V以下の場合、電路と大地間・電線相互間の絶縁抵抗値はそれぞれ0.1[MΩ]以上になります。
その他の場合(対地電圧が150Vを超え、300V以下)は0.2[MΩ]以上、使用電圧が300Vを超える場合0.4[MΩ]以上になります。

工事の施工方法③-9

使用電圧が低圧の電路において、絶縁抵抗測定が困難であったため、使用電圧が加わった状態で漏えい電流により絶縁性能を確認した。
「電気設備の技術基準の解釈」に定める絶縁性能を有していると判断できる漏えい電流の最大値[mA]は。

  • イ 0.1
  • ロ 0.2
  • ハ 1
  • ニ 2

解答・解説

 1

低圧電路の場合、絶縁抵抗測定が困難な時は使用電圧が加わった状態での漏えい電流が1mA以下であれば絶縁性能を有していると判断されます。

工事の施工方法③-10

工場の200[V]三相誘導電動機(対地電圧200[V])への配線の絶縁抵抗値[MΩ]及びこの電動機の鉄台の接地抵抗値[Ω]を測定した。電気設備技術基準等に適合する測定値の組合せとして適切なものは。
ただし、200[V]電路に施設された漏電遮断器の動作時間は0.1秒とする。

  • イ 0.1[MΩ]  50[Ω]
  • ロ 0.4[MΩ]  600[Ω]
  • ハ 0.1[MΩ]  200[Ω]
  • ニ 0.2[MΩ]  300[Ω]

解答・解説

 0.2[MΩ] 300[Ω]

使用電圧が300V以下・対地電圧が150Vを超える場合、電路と大地間・電線相互間の絶縁抵抗値は0.2[MΩ]以上になります。
また動作時間が0.5秒以内の漏電遮断器を施設した場合の接地抵抗値は500[Ω]以下になります。
これらの条件をみたす[ニ]を選びます。

工事の施工方法③-11

工場の400[V]三相誘導電動機への配線の絶縁抵抗値[MΩ]及びこの電動機の鉄台の接地抵抗値[Ω]を測定した。
電気設備技術基準等に適合する測定値の組合せとして適切なものは。
ただし、400[V]電路に施設された漏電遮断器の動作時間は0.1秒とする。

  • イ 4.0[MΩ]  600[Ω]
  • ロ 0.2[MΩ]  10[Ω]
  • ハ 0.4[MΩ]  600[Ω]
  • ニ 0.6[MΩ]  50[Ω]

解答・解説

 0.6[MΩ] 50[Ω]

使用電圧が300V以上の電路の場合、絶縁抵抗値は0.4[MΩ]以上になります。
また300V超の低圧電気機器にはC種接地工事を行い、0.5秒以内に動作する漏電遮断器を施設した場合には接地抵抗値は500Ω以下にします。
これらの条件を満たす[ニ]を選びます。

工事の施工方法③-12

一般用電気工作物の低圧屋内配線のしゅん工検査をする場合、一般に行われていないものは。

  • イ 目視点検
  • ロ 絶縁抵抗測定
  • ハ 接地抵抗測定
  • ニ 屋内配線の導体抵抗測定

解答・解説

 屋内配線の導体抵抗測定

一般用電気工作物の竣工検査は

  • ①目視点検 … 器具が適切に設置されているか
  • ②絶縁抵抗測定 … 絶縁抵抗を測定し、電気設備技術基準等に適合しているか
  • ③接地抵抗測定 … 接地抵抗を測定し、電気設備技術基準等に適合しているか
  • ④導通試験 … 導通を調べ、電線は正しくつながっているか

の4種類を行います。

工事の施工方法③-13

導通試験の目的として誤っているものは。

  • イ 電線の断線を発見する
  • ロ 回路の接続の正誤を判別する。
  • ハ 器具への結線の未接続を発見する。
  • ニ 充電の有無を確認する。

解答・解説

 充電の有無を確認する。

導通試験は回路計を使って配線が正しく行われているか確認を行います。
充電の有無を調べるには検電器を使用します。

工事の施工方法③-14

小勢力回路で使用できる電線(軟銅線)の最小太さの直径[㎜]は。

  • イ 0.8
  • ロ 1
  • ハ 1.2
  • ニ 1.6

解答・解説

 0.8

小勢力回路に使用できる電線の最小太さの直径は0.8㎜です。

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