作業練習の開始 Vol.3/8

皆様こんにちは。
電気工事士試験 技能試験対策編Vol.3をお届けします!

さて、前回お伝えした複線図の描き方は習得できましたか?

描き方が分からないから、候補問題の複線図を丸暗記する・・・
というのも1つの方法ではありますが、あまりオススメはできません。

候補問題について試験センターから公表されているのは配線図だけで、器具間の寸法や線の接続方法などの施工条件は公表されていません。
そのため、電工試験の虎ではホーザンが予想した器具間の寸法や施工条件を記載していますので、実際の試験と異なる場合もあります。
複線図を丸暗記で挑んでしまうと、施工条件を見落としたり、内容の変化に焦ってしまったり…などの可能性が考えられます。

ですので、ちゃんと描き方を理解し、想定していた施工条件と異なっても正しい複線図を描けるように複線図対策はしっかりとしておきましょう!

■最終目標をイメージしよう

では今回から、実際に工具を使った作業を始めましょう!
作業の最終目標は、試験で出題される問題(候補問題)を正しく作ることです。
施工の最終的な形をあらかじめ知っておくと、練習の理解が深まります。

■ランプレセプタクルからはじめよう!

候補問題のほとんどは単位作業の組み合わせで出来ています。
まずは、単位作業の基本でもあるランプレセプタクルの結線から始めましょう!
1日1回、ランプレセプタクルの結線を練習することで、大幅な時間短縮に繋がります。

ランプレセプタクルの結線は電線のストリップ、のの字曲げ、ネジ締め…など基本的な作業が多く詰まっており、とても重要です。
特に、のの字曲げはコツをつかむまで何度も練習する必要がありますので、毎日練習しましょう!

また、この段階で試験センターが公表している欠陥事例についても内容を確認しておきましょう!

【試験センター 電気工事士技能試験の概要と注意すべきポイント】

次回からは候補問題に取り組んでいきます。

それまでに、工具の扱いに慣れることと、各単位作業の欠陥事例を把握することを目標に単位作業の練習を行いましょう!

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