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静電気対策の規格

 

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RCJS-5-1とは

RCJS-5-1は国際規格(IEC61340-5-1)を基にした国内の団体規格です。
一般財団法人 日本電子部品信頼性センター(RCJ)が公表した規格で、「静電気現象からの電子デバイス保護一般要求事項」として静電気対策のアイテムやシステムについての要求事項を定めています。
電子デバイスの保護を目的とした静電気対策には、この規格に沿ったアイテムの使用が求められます。
具体的には、100V以上の静電気放電が起こらないようにコントロールすることを目的としています。静電気対策用品には、電撃(スパーク)を防ぐためのものや、樹脂製品にホコリが付着しないようにするためのものなどがありますが、これらのアイテムでは放電電圧が高く電子デバイスを保護するのに適さない場合があります。

ESD保護アイテムに対する要求事項(RCJS-5-1:2014)

【アイテム個別の要求事項】
  端子間抵抗 Re
または点間抵抗 Rp(Ω)
EPAグラウンド抵抗、または
グラウンド可能接続点への抵抗 Rg(Ω)
電荷減衰※(4)
作業表面、保管棚、
トロリー及びカート
1×104≦Rp≦1×1010※(5) 7.5×105≦Rg≦1×109※(5)  
  ≦Rg<1×109最小値※(1)(2)  
椅子   Rg≦1×1010  
衣類 1×105≦Rp<1×1011    
手袋、指サック   ※(6) ※(6)
着用していないリストバンド Rp≦1×105    
リストストラップ
グラウンドコード
7.5×105≦Re≦5×106※(3)    
履物   Rg<1×108 最小値 ※(7)  
工具   Rg<1×1012 ※(1)  
イオナイザー     1000Vから100Vまでの減衰時間が最大20秒
【システム要求事項】
着用したリストストラップ
(リストストラップシステム)
  7.5×105≦Rg<3.5×107  
着用した手袋と指サック   7.5×105≦Rg<1×1012 初期値(Max1000V)から初期値の10%まで2秒未満
金属プレート上で着用した靴
(人体/履物システム)
  1×105/(片足)≦Rg<1×108※(2)  
工具システム     初期値(Max1000V)から初期値の10%まで2秒未満

【包装の要求事項】(RCJS-5-1より解釈)

表面抵抗 Rs<1×1011※(5)

電荷減衰 初期値(5000V)から1%まで2秒以内※(8)

※(1)…ESDSを保護するための最小抵抗値というのはない。しかし安全性確保のために、最小抵抗値が必要な場合がある。関連の国内基準、IEC61010-1、IEC60479、IEC60536、IEC60364を参照。

※(2)…人体接地の基本的な方法として履物/床システムを使用する場合には、合成抵抗はESDコーディネータにより決定する。その推奨値は<3.5×107Ωである。
(RCJS-5-1 5.5項及びIEC 61340-4-5を参照)

※(3)…最大のEPAグラウンド抵抗値は、AC250VまたはDC500V当たり最小7.5×105Ωの抵抗を確保するために増加することがある。(通常1×106Ω)
抵抗は、AC250VまたはDC500V当たり1/4Wの最小電力定格をもつようにする。

※(4)…表面抵抗、点間抵抗、グラウンド可能点への抵抗が1×1010Ωを超える場合、または材料が均質でないもの、または絶縁性部位を持つ構造である場合は必須となる。

※(5)…ESDコーディネータが承認した場合には、規定された下限抵抗値以下の抵抗は許容される。

※(6)…システム要求事項の着用した手袋と指サックを参照。

※(7)…人体/履物システムの要求事項を参照。

※(8)…表面抵抗が1×109Ωを超える場合必須となる。

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