Zoom & Focus

レンズ選びのポイント

●作動距離

作動距離とはピントが合う位置のことです。
「対象物から 30cm 離れた位置にある治具にカメラを固定したい」というように距離に制約がある場合は作動距離も意識してレンズを選ぶ必要があります。

※レンズの作動距離はレンズ本体の最下端からピントが合う点までの距離を示しています。
レンズ下端に照明などを取り付けると作動距離はさらに短くなります。

●視野と倍率

倍率とはモニター上での対象物のサイズ（実際のサイズとの比率）です。倍率が高いほど小さなものを拡大して見ることができ、低いほど広い範囲を見ることができます。
拡大したい範囲を目安にして視野でレンズをお選びください。

※レンズの仕様にある「光学倍率」はレンズ単体の倍率です。実際に表示される映像は「カメラのセンサーサイズ」「モニターのサイズ・解像度」にもよるため、当社ではこれらを考慮した上で「倍率」と表記しています。100倍のマイクロスコープであれば 1mm の対象物がモニター上に 100mm で表示されます。

レンズ紹介

当社レンズラインナップを倍率調整で３つに分けてご紹介します。

●ズームタイプ

ズーム調整、つまり作動距離を一定に保ったまま倍率を調整できるレンズです。
観察を行いながら適宜倍率を変えられます。
後述の作動距離タイプと比べて「倍率が高い」ラインナップが特徴です。

レンズによって主に「倍率の調整幅」が異なります。

表は横にスクロールできます。

品番
	L-815	L-816	L-817	L-876	L-873
倍率 X	13～92	26～185	39～275	46～275	76～635
作動距離 mm	105	105	105	55	81
視野 mm	19×11～2.7×1.5	9.8×5.5～1.4×0.7	6.6×3.7～0.9×0.5	5.5×3.1～0.9×0.5	3.4×1.9～0.4×0.2
イメージ （最高倍率）
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※イメージの画像はUSBカメラ L-851 で静止画を撮影した例です。

●作動距離タイプ

作動距離を変化させて倍率を調整するレンズです。作動距離を短くするほど倍率が高くなります。
ズーム調整型と比べて「視野が広い」「作動距離が長い」ラインナップが特徴です。

レンズによって主に「作動距離の範囲」が違うほか、同じ作動距離で比べたときの倍率も異なります。

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品番
	L-600-6	L-600-12	L-600-35	L-630
倍率 X	min～1.2	min～5.3	min～6.2	8.8～43
作動距離 mm	200～∞	100～∞	250～∞	83～185
視野 mm	204×115～∞	45×25～∞	38×21～∞	28×16～5.9×3.3
イメージ （最高倍率）
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品番	L-802-2 ※L-802-2のみ参考値です
	リングなし	リング付
			L-818	L-819	L-818+L-819
倍率 X	4.3	8.6	21	42	55
作動距離 mm	330	175	85	55	45
視野 mm	59×33	28×16	129×6.6	5.9×3.3	4.7×2.6
イメージ （最高倍率）
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※イメージの画像はUSBカメラ L-851 で静止画を撮影した例です。

●万能タイプ

倍率と作動距離を自在に調整できるレンズです。
全体像といった広い範囲から部分的な拡大まで、作動距離を気にせず観察できます。

品番
	L-870
倍率 X	1.1～37
作動距離 mm	150 ～ 400
視野 mm	6.8×3.8～221×124
イメージ （最高倍率）
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※イメージの画像はUSBカメラ L-851 で静止画を撮影した例です。

レンズ比較 モニター：L-859（11.6型）　カメラ：L-851　使用時

●倍率と作動距離

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●視野と作動距離

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