- 〇界面活性剤練り込みタイプ - 短期使用向け
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長所 低価格 短所 性能が湿度に依存する 効果が持続しない 内容物の汚染リスクがある - 比較的低価格であることからもっとも一般的なタイプです。
製造過程で練り込まれた界面活性剤が袋の表面に浮き出て空気中の水分を吸収し、界面活性剤と水の被膜を作りだすことによって効果を発揮します。
界面活性剤が減少するに従い抵抗値が上昇するため、時間の経過とともに効果は失われていきます。
また性能は空気中の水分量(湿度)に依存することになります。
浮き出てきた界面活性剤により内容物が汚染される可能性もあります。
購入後すぐの使用や、短期間の使用に向いています。
持続性、安定性に劣ることから、当社では取り扱っておりません。
- 〇導電性ポリマー配合タイプ - 持続型、半永久型
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長所 性能の湿度依存が少ない 半永久的に効果が持続する(持続型、半永久型) 内容物の汚染リスクがない 短所 界面活性剤練り込みタイプよりも高価格
- 高湿度環境を作りだすことによって静電気を逃がす界面活性剤練り込みタイプと異なり、導電性のポリマーを配合することによって原料の段階で導電性を確保しているのがこのタイプです。
導電性ポリマーは袋の内部に留まり続けるため、時間の経過によって性能が衰えません。
抵抗値が持続することから、繰り返しての使用や長期保管に向いています。
また界面活性剤練り込みタイプと比較して湿度依存性が低いため、性能が安定しています。
内容物が汚染される心配もありません。
- 〇カーボン練り込みタイプ - 持続型、半永久型
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長所 性能が湿度に依存しない 半永久的に効果が持続する 内容物の汚染リスクがない 短所 電池等、電源を持つものには使用できない
- 導電性カーボンを練りこんだ完全遮光のタイプです。
導電性ポリマー配合タイプ同様、原料の段階で導電性を確保しているため、時間の経過によって性能が衰えません。
抵抗値が持続することから、繰り返しての使用や長期保管に向いています。
上記2タイプよりも湿度依存性が小さく性能が安定している一方で、抵抗値が最も低いため、バッテリーを搭載した基板、電池等には使用できません。ショートの危険性があります。








