リストストラップの導入

超簡単!! リストストラップの導入

工場内において、人体は静電気の主たる発生場所です。
人体は作業や歩行をおこなうことで静電気を発生させます。
そのため、グラウンドへ静電気を常に逃がし続ける仕組みとして、リストストラップが必要です。
ここでは、リストストラップを導入するための方法をご紹介します。

リストストラップの選定

リストストラップの選定

F-150 リストストラップ

金属アレルギー対応
バンドの抗菌機能で菌の増殖を防ぎ、汗のニオイを消臭する機能もプラス。
バンドは新機構を採用しており、装着跡が残りにくく、快適に使用可能。

F-155 リストストラップ

クリーンルーム対応
抜群の耐久性、バンド部の内側はフルメタルのため、乾燥肌等による導通不良が起こりにくい。
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コードレス(ワイヤレス)リストストラップについて

電機電子業界の静電気対策の規格ではコードレスリストストラップは不適と解釈できます。
以下がその主な理由です。

電機電子業界に不向き
多くが原理として謳う自己放電(コロナ放電)は本来、数万Vを数千V程度に減衰させるのが限界のはずです。
電子デバイスは数百Vで破壊してしまうものもあり、この除電方法が業界的に適さないと考えられます。
リストストラップとしての要件を満たさない
リストストラップは、『手首に密着するバンドと、バンドとEBPに接続するグラウンドコードによって構成する』とRCJS-5-1では定義されており、JIS C 61340-4-6でも、『人の皮膚と接地とを電気的に接続するように設計したリストバンド及びグラウンドコードで構成される機器』と表現されています。
つまり、リストストラップはグラウンドコードによって常時グラウンドに接続できる構造が必要と解釈できます。
コードがないことは、リストストラップのとしての必要な要件を失っていることになり、規格において要求されるリストストラップではありません。
実力を検証
リストストラップとコードレスリストストラップをチャージプレートモニターを使用して実験。

プレートへ1kVの静電気を発生させ続けて、それが減衰するかの実験です。
リストストラップが正しく機能していれば、数値は上がらず静電気が適切に逃がせていることになります。

無線

有線

検証ではコードレスリストストラップは発生した静電気を逃がすことができませんでした。
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リストストラップの接続点設置

リストストラップの接続点設置

リストストラップを安全、確実にグラウンドに接続するためには、専用の接続点が必須です。

F-165 アースターミナル

前面のバナナジャック2口に加え、背面と天面に合計5口アース線を接続でき、作業台回りのアースを集約できます。

リストストラップの点検・標準化

点検

リストストラップは劣化によって抵抗値が上昇し、機能的寿命を迎えます。
そのため、日常的な点検を行う必要があります。またこの点検は規格においても定められています。
測定には、合否の判定も可能なチェッカータイプの使用がおすすめです。

F-206 リストストラップチェッカー

手軽かつ確実にリストストラップの有効性をチェック。

標準化/記録

全ての作業者が、リストストラップの点検を正しく行えるように、点検方法を手順書などで標準化する必要があります。
測定結果は一定期間保存するために専用の用紙に結果を記入したり、データ保存することが一般的です。