【学科】計算問題を諦めても受かる?出題傾向を検証してみた!

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電気工事士試験を受験する方の多くから聞かれる「計算問題が苦手」という声。
できることなら解きたくないけど、でも受験するからには受かりたい!
最近の問題傾向を基に「計算問題を捨てても受かる」説を見ていきます。

計算問題がどうしても苦手です。
ちまたでは「計算問題を捨てても受かる」と聞きますが、本当に捨てても良いんでしょうか?

本当は計算問題もちゃんと頑張りましょうと言いたいですが、時間に余裕がない場合はそうも言えないですよね。
過去に取ったアンケートでも「電気の基礎理論」が苦手だという受験者が多くいました。

そもそも学科試験に合格するには何点取ればいいんですか?

例年のボーダーラインは60点以上とされています。
1問2点で採点されますので、問題数で言うと30問以上の正解が必要です。
ざっくりいうと6割正解すればボーダーラインには乗れますね。

そのうち計算問題は何問くらい出されるんですか?

例年、計算問題は8~9問ほどの出題数ですね。
仮に9問の計算問題を諦めたとすると、 50問 - 9問 = 41問 で 最高点は82点になります。
こうなった時、計算問題以外の問題で8割正解しないと合格点を取るのは厳しくなりますね。
計算問題を諦める代わりに、それ以外のカテゴリに注力するということになりますが…

そういわれると潔く諦めるのは少し勇気がいりますね…。
簡単に解ける計算問題ってありますか?

「許容電流」の問題がおすすめです!
条件や数字の組み合わせだけ覚えてしまえばあとは簡単な足し算・掛け算で解くことができます。
そのうえ、ほぼ毎回出題される傾向にあるので覚えておいて損はありません!
このコラムを読んだついでに、動画でざっくり学んでしまいましょう!


ちなみに過去数年のカテゴリの出題傾向は以下のようになっています。
「配線図記号」「材料及び工具」「工事の施工方法」の出題が多い傾向なので、計算問題の苦手な方は特にこのカテゴリを取りこぼさないように対策しておきましょう。


「計算問題を捨てても受かる」説は決してウソではないのですが、思い切って捨ててしまうには大きな得点源でしたね…。
それでも、もし解けたらラッキー!ぐらいの気持ちで、簡単な計算問題だけでも押さえておくと安心できそうです。
計算問題以外にも得点源はたくさんありますので、過去の出題傾向も参考に対策していきましょう!