電工散歩

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いつもの見慣れた景色の中に、実は電気工事の要素がたくさん潜んでいます。
電気工事士試験に向けて勉強しているからこそわかる、街で見かけた電気工事の要素をご紹介していきます!
街中を散歩をしながら電気工事の要素を見つける「電工散歩」みなさんもぜひやってみましょう!
 

PSEマーク          

学科試験でもよく登場するPSEマークは身の回りでも発見することができます! 写真のPSEマークはPC用の電源アダプタとワイヤレスイヤホンにあったものです。 特定電気用品にはひし形のマークそれ以外は丸形のマークだと覚えておきましょう。


 

ランプレセプタクル

道のわきでランプレセプタクルを見かけました! 試験対策で毎日見ていますが、日常ではあまり見かけないのでレアな遭遇です。 暗くなった際に足元を照らすために設置されたのでしょうか? ※外で使用する際は雨に注意しましょう。


 

配線用遮断器

技能試験で登場する配線用遮断器を分電盤の中で発見しました! Lに黒線、Nに白線をつなぐというのは解説動画でもご説明していますね。 芯線が5mm以上露出していると欠陥です! 実際の使用場面を見ると、この状態で芯線が露出していたら確かに危険だと分かりますね。

      

      

会社の分電盤を開けてみたら、
配線用遮断器をたくさん発見しました!
配線用遮断器に100V・20Aの記載がありますので、
この1つの回路で使える電力は、20A×100V=2000W
と算出することができますね!
※危険ですので、無理に分電盤は開けないでください。


     

会社の分電盤を開けると、中性線欠相保護付の配線用遮断器がありました!
テストボタンがあるため漏電遮断器と区別が難しいのですが、
器具にサーキットブレーカと記載されているので、配線用遮断器だと判断できます。
このテストボタンは漏電動作確認用ではなく、過電圧保護回路のテスト用です。
また、器具の下から出ている白線は中性線が欠損した際に過電圧を検出するためのリード線です。


 

差込形コネクタ

電線の接続に「差込形コネクタ」が使用されています。 差込形コネクタだと絶縁処理が不要で便利ですね! その分、芯線が差込形コネクタの下からはみ出てしまうと「欠陥」に該当します。 技能試験でも登場するので正しく施工できるようにしましょう!


 

裸圧着端子

この電線を圧着している端子は「裸圧着端子」ですね!
このようにねじ止め端子に電線を結線する際に使用します。
リングスリーブ用の圧着工具は”黄色”とJIS規格で定められていますが、
裸圧着端子用は色の指定がないため、メーカーによってハンドルの色が異なります。


 

ユニバーサル・サドル

金属管を直角につないでいるのはユニバーサル
金属管を壁に固定しているのはサドルですね!
金属管が曲げられていますが、金属管の屈曲半径は
管内径の6倍以上ということも覚えておきましょう!

                


 

ケーブル・合成樹脂管

改装工事中の駅で天井に目を向けるとたくさんのケーブルと電線管が見えました!
いつもは見えないところにたくさんのケーブルがあるのですね!
ちなみにケーブルの支持点間は2m以下
合成樹脂管の支持点間は1.5m以下です。
この機会に覚えておきましょう!


 

露出形スイッチボックス

お家で見かけるコンセントは隠蔽配線で壁に埋め込まれたものが多いですが、
この柱に取り付けられているコンセントは露出配線ですね!
露出形スイッチボックスが使用されています。
見慣れたコンセントも取り付け方を気にしてみると勉強になりますね!


 

パイラック

金属管に取り付けられているのはパイラックですね!
パイラックは金属管を鉄骨などに固定するのに使用されます。
覚えにくい名前だと思っていましたが、これでもう忘れなさそうです!


 

ライティングダクト

ライティングダクトを発見しました!
出題される画像では開いている方が上向きになっていますが、実際の施工では開いている方を下向きにして使用します。
ライティングダクトにスポットライトやペンダントを取り付けることで、空間の雰囲気がグッと変わりますね!


 

アウトレットボックス・プルボックス

アウトレットボックスとプルボックスを見つけました!
似ている器具ですが、実物を見ると大きさが結構違いました。
調べたところ、アウトレットボックスはJIS規格で大きさが決まっていて、
プルボックスはJIS規格がないため様々なサイズがあるそうです!


 

ねじなし電線管・合成樹脂製可とう電線管

駅のホームで上を見上げたら、ねじなし電線管(E管)と合成樹脂製可とう電線管(PF管)を発見しました!
金属管同士、合成樹脂管同士を接続するカップリングは勉強中によく見ますが、調べたところ、金属管とPF管を接続するカップリングもあるのですね!
勉強になります!


 

エントランスキャップ

街中でエントランスキャップを発見しました!
この場合は「水平配管」になるのでターミナルキャップを使うのが一般的ですが、エントランスキャップでもOKです。
器具だけの写真は見慣れていますが、実際に使われている所を発見するとテンションがあがりますね!


 

防雨型コンセント

第二種電気工事士試験の勉強を進めていると、見慣れた景色も新しい発見でいっぱいです!
いつも歩いている道で「あ!防雨形コンセント!これは接地端子付だな~」と、ついテンションが上がってしまいました!
実際に使われている様子を見ると、バッチリ覚えられますね!