ソフトウェアについて【WebCamPlus】

当社USBカメラ L-837 / L-836 / L-834(現行仕様)専用の観察・計測用ソフトウェアです。
ブラウザ上で動作するためインストールが不要です。また、Windows 以外の環境でもご利用いただけます。

試験運用中のため、拡張機能を含むすべての機能を無料でお使いいただけます。
※予告なく試験運用を終了する場合がございますがご了承ください。

動作環境 Google Chrome(推奨)、Microsoft Edge のいずれかの最新版がインストールされたパソコン
対応カメラ 当社 USB カメラ L-837 / L-836 / L-834(現行仕様)

L-834 の旧仕様と現行仕様の見分け方

・ソフトの起動にはログインが必要です(無料の会員登録が必要です)

・動作は次の社内環境にて検証しています。デモ機貸し出しなどを利用して、あらかじめ動作確認を行ってください。

  • OS:Windows 10 / Windows 11 / macOS Big Sur
  • ブラウザ:Google Chrome

・カメラ映像や静止画・動画は、使用中のパソコンにのみ表示・保存されます。他のパソコンに共有・公開されることはありません。


最新版のブラウザはこちらからダウンロードできます。(外部サイトへ移動します)

機能 基本: 拡大・縮小、水平/垂直/180°反転 、 90°回転
映像調整: カメラ調整、モノクロ/色反転
ライン表示: クロスライン、水平線/垂直線/円(位置指定)
画像と比較: ●透過合成
描画: 図形、テキスト
計測: ●計測(距離 / 面積 / 角度)
撮影: 静止画撮影(通常撮影、● 連写、●セルフタイマー、●インターバル撮影)、動画撮影、命名ルール

● が付いている機能は拡張機能です。試験運用後に有料となる場合があります。

準備 詳しくみる

1. Google Chrome(または Microsoft Edge)の最新版がインストールされたパソコンを用意し、カメラを接続する
2. WebCamPlus を起動する

基本操作 詳しくみる

● アイコンはクリックして機能の実行や ON/OFF などを行います
● トグルボタンはクリックして ON/OFF を切り替えます
● スライダーはクリックやドラッグで調整します
● ウィンドウは移動できます

操作方法 詳しくみる

観察する

カメラの切替え

カメラを複数台接続している場合、メニューバー内の「カメラ設定」›「接続カメラ」でカメラを切り替えることができます。

カメラの複数接続

ソフトウェア1つにつき1台のカメラを接続できます。
複数台のカメラを同時に使用する場合は、ソフトウェア自体をカメラの台数分起動してください。

解像度の変更

メニューバー内の「カメラ設定」›「解像度」で映像の解像度を変更することができます。

映像の拡大・縮小

下記のいずれかの操作で表示エリア内の映像を拡大・縮小することができます。

● 表示エリア上でマウスホイールを操作する

● ツールバーの を操作する

また、ツールバーのアイコンを操作して、映像全体を表示させたり等倍表示にすることができます。

映像全体を表示エリア内に収めます
映像を等倍表示(実際のサイズ)にします

表示範囲の移動

表示エリア内の映像をドラッグすると、映像が映っている範囲を移動することができます。
中ボタン(マウスホイールを押し込む)でドラッグすることで、描画や計測時でも移動することができます。

映像の反転・回転

ツールバーにあるアイコンを操作すると、映像の向きを回転・反転することができます。

映像を90°回転させる(左回転 / 右回転)
映像を反転させる(垂直反転 / 水平反転)

全面表示・フルスクリーン表示

メニューバー右端の アイコンをクリックすると、表示エリアをウィンドウ全体に広げることができます。
また、ブラウザの「全画面表示」機能(Chrome の場合は F11 キー)を使用するとソフトウェアをフルスクリーン表示にできます。

映像を調整する

モノクロ表示・色反転

ツールバーの アイコンをクリックすると、映像をモノクロ表示や色反転表示に切り替えることができます。

カメラ調整

メニューバーのカメラ設定 > カメラ調整を選択するとカメラ調整ウィンドウが表示されます。
各項目を操作することで、カメラの設定を変更することができます。

静止画を撮影する

静止画の撮影

ツールバーの アイコンをクリックすると、表示されているカメラ映像を静止画として保存することができます。

ファイルは撮影後に自動でダウンロードされます。
※ライン表示や描画、計測は記録されません

保存解像度の変更

メニューバーの「撮影設定」›「静止画の保存解像度」で保存時の解像度を選択することができます。

保存形式の変更

メニューバーの「撮影設定」›「静止画の保存形式」で保存形式 jpg または png を選択することができます。

保存名の変更

メニューバーの「撮影設定」›「保存名」で静止画の保存名を変更することができます。
※動画撮影時の保存名と共通です
また、 をクリックして保存名に日時やカウント(撮影ごとに1ずつ増える)を挿入することもできます。

保存名の印字

メニューバーの「撮影設定」›「保存名を画像に印字する」にチェックを入れると、静止画の右下に保存名が印字されます。
印字する色を変更することも可能です。

セルフタイマー

メニューバーの「撮影設定」›「セルフタイマー」で、 をクリックしてから撮影するまでの時間を指定することができます。

インターバル撮影・連写

メニューバーの「撮影設定」›「インターバル撮影」で、 をクリックした際の撮影回数と撮影間隔を指定することができます。
撮影間隔を0秒に設定すると、指定回数の撮影を連続で行います。

動画を撮影する

動画の撮影

ツールバーの アイコンをクリックすると、表示されているカメラ映像を動画として保存します。

ファイルは撮影後に自動でダウンロードされます。
※ライン表示や描画、計測は記録されません

保存名の変更

メニューバーの「撮影設定」›「保存名」で動画の保存名を変更することができます。
※静止画撮影時の保存名と共通です

ラインを表示する

クロスラインの表示

ツールバーの アイコンをクリックすると、映像上にクロスラインを表示することができます。
色を変更することも可能です。

ラインの表示・追加・移動・削除

機能メニュー下部の をクリックし、「ライン表示」を ON にします。

各アイコンを操作して、指定した位置へのラインの追加や削除ができます。

映像上のクリックした位置に垂直ラインを追加します
映像上のクリックした位置に水平ラインを追加します
映像上のクリックした位置を中心に円ラインを追加します
クリックしたラインを移動します
クリックしたラインを削除します
ラインを全削除します
追加するラインの線幅線色を指定します

また、描画・計測パレットの アイコンをクリックするか、表示エリア上で右クリックするとツールの選択を解除することができます。

「ライン表示」をOFFにすると、追加したラインを維持したまま非表示にすることができます。

映像の一部を強調表示(シャドウマスク)

「シャドウマスク」をONにすると、映像全体が暗くなります。

各操作で、シャドウマスクを操作することができます。

クリックした2点のシャドウマスクを削除します
シャドウマスクをリセットします
シャドウマスクの透過率を調整します

「シャドウマスク」をOFFにすると、シャドウマスクを維持したまま非表示にすることができます。

取り込んだ画像と比較する

比較画像を重ねて表示(透過合成)

映像の上から画像を透かして表示することができます。

機能メニュー下部の をクリックし、「比較画像を重ねて表示」を ON にします。

●「比較画像をドロップ」のところに画像ファイル(jpg または png)をドロップしてください

● 透過率を調整して比較画像の透明度を調整することができます。

図形やテキストを描画する

図形やテキストの描画

図形・計測パレットの アイコンをクリックすると、描画のためのツールが表示されます。

クリックした2点に直線を描画します。
1点目クリック後、shift キーを押している間は垂直・水平ラインを描画できます。
クリックした2点に矢印を描画します。
1点目クリック後、shift キーを押している間は垂直・水平ラインを描画できます。
クリックした2点で長方形を描画します。
1点目クリック後、shift キーを押している間は正方形を描画できます。
クリックした点を結ぶ多角形を描画します。
最後の頂点または始点をクリックすると反映されます。
クリックした2点で楕円を描画します。
1点目クリック後、shift キーを押している間は円を描画できます。
クリックした点にテキストを挿入します。
文字入力後、Enterキーを押すと反映されます。
描画のスタイルや線幅、線色を変更します。
【計測機能と共通】
クリックした描画を移動します
クリックした描画を削除します
描画を全削除します
描画の取消し、やり直しをします
描画を画像として保存します。解像度は映像と同じです。

寸法や面積を計測する

寸法校正

計測にあたって、映像上の寸法と実際の寸法を照らし合わせて調整(寸法校正)する必要があります。
メニューバーの「計測設定」›「寸法校正をはじめる」をクリックし、寸法校正ウィンドウに従って下記の手順で調整してください。

[手順1]
「自動検出」をクリックすると、方眼スケールの交点を自動的に検出されます。
  • ・スケールはクロスラインを活用するなどして水平・垂直においてください
  • ・スケールや照明などの環境により検出できない場合があります
[手順2]

【参考】

反映された校正データは、メニューバーの「計測設定」›「校正データ」に表示されます。

次の場合は、寸法校正を再度行ってください。
・レンズのズームや作動距離を操作して倍率が変わったとき
・映像の解像度を変更したとき

計測

図形・計測パレットの アイコンをクリックすると、計測のためのツールが表示されます。

●2点間距離
2点間の距離を計測することができます。
●複数点間距離
複数の点を結ぶ直線の総距離を計測することができます。
と同時に選択すると、それぞれの点間距離も計測されます。
●平行線間距離 / 直線-点間距離
平行な2直線間の距離、または、直線と点の距離を計測します。
●長方形周長 / 面積
長方形の周長または面積を計測します。
アイコンを同時に選択すると、一度の計測で周長と面積をまとめて計測できます。
●多角形周長 / 面積
多角形の周長または面積を計測します。
最後に選択した頂点を再度クリックする(ダブルクリック)または開始した頂点をクリックすると確定されます。
アイコンを同時に選択すると、一度の計測で周長と面積をまとめて計測できます。
●円半径 / 直径 / 周長 / 面積 / 円心間距離
円の周長や面積などを計測します。
アイコンを同時に選択すると、一度にまとめて計測できます。
●円弧半径 / 周長
円弧の半径や周長を計測することができます。
アイコンを同時に選択すると、一度の計測で半径と周長をまとめて計測できます。
●3直線角度
3点がなす角度を計測することができます。
●2直線角度
2つの直線がなす角度を計測することができます。
描画のスタイルや線幅、線色を変更します。
【計測機能と共通】
クリックした描画を移動します
クリックした描画を削除します
描画を全削除します
描画の取消し、やり直しをします
描画を画像として保存します。解像度は映像と同じです。

画像を編集する

画像の取り込み

表示エリアに画像をドロップすることで、その画像を取り込むことができます。
取り込んだ画像はカメラ映像と同様に表示され、描画や計測が行えます。

※カメラ調整、動画撮影など一部機能は使用できません。
※カメラを接続されてない状態でも画像の取り込み・編集は可能です。

設定データを書き出す・読み込む

設定データの書き出し

メニューバーの「ヘルプ」>「設定データをダウンロード」をクリックすると、下記の情報が含まれたデータを書き出すことができます。

  • ・カメラ調整の設定値
  • ・ライン表示
  • ・寸法の校正データ

書き出したデータを読み込むと、そのときの内容を復元することができます。

設定データの読み込み

設定データを表示エリアにドロップすることで、その設定データを読み込むことができます。