【学科】過去の受験者に聞いてみた! 学科試験で苦戦したことは?おすすめの対策方法もご紹介!

過去の受験者に学科試験で苦戦したことを聞いてみました。
何に苦戦したのかに加えて、苦手解消に役立つおすすめの電工試験の虎コンテンツをご紹介していきます。

1位 計算問題

受験者の声①
・公式を覚えきれない。
・電圧降下と電力損失の公式を間違えてしまう。
・三相3線式回路の計算問題で混乱してしまう。

計算問題が苦手に感じる原因は主に2つのパターンがあると思います。

・公式が覚えられていないから解けない問題
・公式を覚えているのに解けない問題


公式が覚えられていない という場合は、電工試験の虎 公式集がおすすめです!
公式集では学科試験で登場する公式をまとめています。印刷して単語帳代わりに使うのもおすすめです♪

ただ、公式集に載っている公式をすべて覚えるのは至難の業です。
全部を覚えようとするのではなく、頻出の公式だけ覚えるでも十分な得点につながります。
電気の基礎理論 では頻出の問題のみを解説していますので、この動画内で出てくる公式を中心に覚えるのがおすすめです!

【学科試験カテゴリ解説 電気の基礎理論】


もう一つ、公式を覚えているのに解けない という場合は、こちらのコラムをご覧ください。 「番外編コラム もうつまずかないコツをご紹介! 直並列回路・三相3線式回路」
どの公式を使えばいいのか混乱しやすい問題ですが、押さえておくと問題が解きやすくなるちょっとしたポイントをご紹介しています!

受験者の声②
・計算は捨てました。
・計算式を使った問題は諦めました。

計算問題は全て諦めたという思い切りのよい意見も数多くありました。
毎年、難しい計算問題が1~9問目の最初に出題されるため全部飛ばしてしまいたくなりますが、それはもったいないです! というのも、計算問題の中には条件や数字の組み合わせだけ覚えてしまえばあとは簡単な足し算・掛け算で解くことができる問題もあります。
計算問題ですが、電気の基礎理論ではなく「配線器具」のカテゴリで解説している「許容電流」がおすすめです!このカテゴリだけでも解けるように少し頑張ってみましょう!

【学科試験カテゴリ解説 配線器具2】

2位 複線図

受験者の声①
・複線図をどう描いたらいいのかわからない。
・複線図がそもそも描けず、リングスリーブの必要個数がわからなくなる。

まずは簡単な複線図から描けるようにしましょう。
複線図の基礎がわかっていると学科試験の過去問解説も少しずつわかってくるようになります。
「複線図の描き方」 で紹介している複線図の基礎・リングスリーブの圧着マークの覚え方の解説動画は過去の受験者からも「わかりやすかった!」と好評をいただいています。
複線図が全くわからない…という方は一度ご覧ください!

受験者の声②
・3路スイッチ、4路スイッチの複線図がよくわからなかった。
・階をまたいだ複線図をどう書いたらいいのかわからない。

複線図の基礎はわかっているのに3路・4路スイッチ、階をまたぐ複線図に苦戦して問題が解けないという声が多かったです。
まず、3路・4路スイッチは技能試験でも出題される内容なので、一度技能試験対策の動画を見ておくと、実物も登場するのでイメージがわきやすくなると思います。
また、階をまたいだ複線図は過去問でも登場していますので、下記動画をご参考ください!
2023年上期午後 配線図問題 問38
2022年上期午後 配線図問題 問38
2022年下期午後 配線図問題 問37

3位 暗記

受験者の声
・許容電流が覚えづらい。
・工事の施工方法がイメージしづらかった。実務経験がないとイメージしづらい。
・絶縁抵抗と接地抵抗の暗記物か混乱した。

暗記に苦戦したという声も多くありました。
過去の受験者の多くが実践していたのが、「暗記したい内容の過去問を何度も復習する」です。
覚えたい数字や記号だけを暗記するより、実践形式で覚えた方が得点につながりやすいとのアドバイスがありました。
闇雲に暗記を頑張るよりも実践を踏まえて覚えた方が、覚えるポイントも明確になります。
電工試験の虎公式アプリでは。カテゴリ別で過去問に取り組むこともできますので、 例えば、「許容電流の数値を覚えたい」であれば【配線器具】のカテゴリを重点的に取り組んでみましょう!

【電工試験の虎 公式スマートフォンアプリ】

【ダウンロードはこちらから】

4位 出題内容

受験者の声①
・過去問で見たことのない道具が出題された。
・問題が難化していて最近の過去問を解かないと傾向が全然違った。

最近の傾向として、出題実績のなかった問題や出題頻度の低いレアな問題が出題されることがあります。
なので、過去問に取り組むのであれば直近の一番新しい年度から始めるのをお勧めします。
過去の受験者の中には、「古い過去問から初めて試験直前で最近の過去問に挑戦したが、難易度が上がっていて焦った。」 という声もありました。
まずは直近の年度から取り組んで、最近の出題傾向をつかむのをお勧めします。

受験者の声②
・過去問と同様と思い込んで勘違いした。
・引っ掛け問題が多かった様に思った。

学科試験では過去問と同じ問題が出題されるというものもありますが、よく見ると「数字が若干違っている」という場合もあります。
見慣れた問題だと直感的にすぐ答えを選びたくなりますが、問題文をよく読むことを徹底しましょう!
また、よくある勘違いは「適切なもの/不適切なもの どちらを選ぶのか」・「使用するもの/使用しないもの どちらを選ぶのか」です。
理解できているのにここを見間違えてしまうと、もちろん不正解になってしまいます。
学科試験の試験時間は2時間と十分な時間がありますので、基本的なことですが問題文を正しく読むことを心がけるようにしましょう。

5位 対策方法

受験者の声
・自主的に勉強に向かうための習慣づくりに苦労した
・なかなか勉強の時間が取れなかった。

勉強ペースを作るのに苦戦したという声もありました。
 おすすめなのは勉強するルールを決めてしまうことです。
 例えば、
・通勤時間はアプリを使って勉強する
・1日1本解説動画を見る
という感じです。
参考書で勉強しようとすると、本を出して、開いて、ペンや赤シートを出して…と勉強するまでに準備するものがいくつかあり億劫になってしまうこともあります。
ですが、アプリや解説動画だとスマホ1つですぐに勉強を始められるので、勉強のとりかかりにはハードルが低くおすすめです!
勉強の習慣がついてきたら、取り組む時間を長くしたり、わからない問題を参考書や動画で調べたり…など少しずつ負荷を上げていくというやり方はいかがでしょうか?

参考になりましたでしょうか?
自分の苦手なところはつい丸っと諦めたくなりますが、今回ご紹介した対策方法で少しでも苦手を克服できれば幸いです!